仏像・寺宝
日蓮聖人像
日蓮宗の開祖
日蓮宗の宗祖日蓮聖人の像は、本堂内陣の正面に鎮座されています。
第2世林立祥上人によって、本堂が建立された昭和55年に開眼されました。
鬼子母神像
安産・子育の神様
人の子を食らう鬼からお釈迦様の教化により改心し、子育て・安産の守護神となり人々に信仰されました。
日蓮宗では、法華経の代表的な守護神でもあります。
当山本堂に祀られている鬼子母神像は、第2代住職の林立祥上人が日蓮宗荒行堂に入行した際に開眼されました。
大黒天像
福徳開運の神様
大黒天は法華経の守護神として鬼子母神とともに並べ祀られ、福徳や財宝を与える七福神として広く親しまれております。
当山本堂に祀られている大黒天像は、
平成11年に現副住職である林永清上人が3回目の日蓮宗大荒行堂に入行した際に開眼しました。
走り大黒天像
福徳開運の神様
走り大黒天は、当山寺務所の仏間に祀られております。
走り大黒天と読んで字の如く、各家をまわってその家に福徳や財宝を与えるとされています。
走り大黒天に対して、大きな大黒天像を親大黒天とも呼びます。
当山の走り大黒天像は、親大黒と同じ、平成11年現副住職である林永清上人が3回目の日蓮宗大荒行堂に入行した際に開眼しました。
北辰妙見大菩薩
国土安穏・開運隆昌の神様
北極星または北斗七星を神格化したのが北辰妙見大菩薩です。
鎧を着て、右手で太刀を頭上にあげ、左手で金剛印を結んでいます。
国土を守り、様々な悩みや災いを消し去り、敵を退け、寿命を増す大菩薩と言われています。
当山の北辰妙見大菩薩は、第2世林立祥上人によって開眼されました。
龍神様の天井画
仏法を守護する神様
龍は仏法を守護し、法雨をそそいで衆生を導く善神として古来より崇められてきました。
本堂内陣の天井に大きく描かれた龍神様は、第2世林立祥上人によって、本堂が建立された昭和55年に描かれました。
日持上人像
海外伝道の始祖
日持上人は日蓮聖人の本弟子・六老僧の一人で、北海道に渡り大陸に向かったと伝えられる海外伝道の始祖です。
当山の開山上人である林舜祥上人が慕い、影響を受けた上人の一人です。
お墓の一角に大きくそびえ立っています。
水神明王
水の神様
水神明王は、人の生活に恵を与える神です。
水は全ての生命の源泉であり、衆生の生命活動を支えるという、水の根本的な霊性のことを総称して水神といいます。
当山では、日持上人像の横に祀られております。
馬頭観世音菩薩
四つ足・交通安全の神様
馬頭観世音菩薩は、観音菩薩の変化身の一つであり、いわゆる「六観音」の一尊にも数えられています。
広く動物霊(愛犬・猫・鳥)等を救い、また交通安全の神様として祀られております。
元々は室蘭市石川町にあった石碑を、当山に遷座しました。
戦没者供養地蔵尊
戦没者を供養するお地蔵様
昭和20年7月15日の室蘭艦砲射撃による横死の霊魂を供養するため、戦没者供養地蔵尊は建てられました。
我此土安穏の碑
戦没者を供養する石碑
戦没者供養地蔵尊と同じく、戦没者を供養するため、昭和24年に建立されました。
我此土安穏(がしどあんのん)は、この世を安穏にして供養を受け取り鎮まってほしいという願いが込められており、その横には戦時中に大相撲で活躍した第38代横綱照国(てるくに)の手形と揮毫(きごう)が刻まれています。これは昭和24年にこの地域で戦死者供養として相撲が開かれ、その際に主催者であった開山上人の林舜祥上人がその記念にもらったものです。
現在は、永代供養墓の石碑として祀られております。
金剛力士像
伽藍を守護する神様
金剛力士像は、伽藍(がらん)守護のため本堂入口の左右に立っております。
仁王像ともいいます。
口を開けた像を「阿形」(あぎょう)といい、最初の文字である「阿」は、誕生や悟りを求める菩提心を表します。
反対に口を閉じた像を「吽形」(うんぎょう)といい、最後の文字である「吽」は、臨終や菩提心の結果としての悟りを表します。